ContextCaptureユーザーガイド

ContextCapture Master

最終更新日: 2021-6-15

ContextCapture Masterは、ContextCaptureのマスターモジュールです。グラフィカルユーザーインターフェイスを通して、次のようなことが実現できます。

  • 画像データセットのインポート

  • 処理設定

  • タスクの指示

  • 指示されたタスクの進行状況の監視

  • 結果の表示

Masterはタスクを処理せず、タスクを基本的なジョブに分解してジョブキューに指示します。

ContextCapture Masterのメインインターフェイスは、プロジェクト全体を通してContextCaptureワークフローの各段階を管理しています。

プロジェクトはツリー構造で管理されています。次のようなワークフローの各段階に対応して、異なるタイプの項目を含んでいます。

  • プロジェクトContextCaptureで処理された画像に関連する全データを管理します。サブ項目として1つまたは複数のブロックを含んでいます。
  • ブロック - 入力写真のセットと、そのプロパティ(フォトグループのプロパティ、すなわち、センサーサイズ、焦点距離、プリンシパルポイント、レンズディストーション、ポーズ、位置、回転)を管理します。これに基づいて1つまたは複数のリコンストラクションを作成することができます。リコンストラクションは、ツリー構造ではブロックのサブ項目に位置付けられます。
  • リコンストラクション - 3Dリコンストラクションのフレームワーク(空間参照系、必要な領域、タイリング、修整、処理設定)を管理します。これに基づいて1つまたは複数のモデル制作を開始することができます。モデル制作は、ツリー構造ではリコンストラクションのサブ項目に位置付けられます。
  • モデル制作 - 進行のモニタリング、エラーのフィードバック、修整の際の更新を知らせる機能などを通して、3Dモデルの生成を管理します。

1つのプロジェクトは、ワークフローの同一段階にある複数の項目を含んでいます。これにより、複雑なバージョン分けと臨機応変な管理が可能となります。このシステムは、異なる入力データと異なる処理設定で、同一シーン上で処理する場合に有用です。

メインインターフェイスは、プロジェクトの全項目を閲覧できるよう、プロジェクトエクスプローラの形式になっています。

ContextCapture Masterのメインインターフェイス

上記のインターフェイスにおいて、プロジェクトツリービューがユーザーに対するナビゲーションの役割を担っています。

  • プロジェクトツリービュー上で、プロジェクト内のどの項目にも直接アクセスできます。また、ツリー構造でプロジェクトの概要を示しています(各プロジェクト項目の状態プレビューも含んでいます)。

インターフェイス中央の広い画面(プロジェクト項目ビュー)はデータと、アクティブな項目に関連する動作を管理しています。内容はアクティブな項目のタイプ(プロジェクト、ブロック、リコンストラクション、モデル制作)によります。

いくつかの特定の動作については、専用のモデルダイアログやウィザードを使ってユーザーにワークフローが指示されます。

ContextCapture Masterはジョブキューを通してContextCapture Engineにジョブを指示します。ジョブキューモニターパネルは、ジョブキューの状態と進行状況を表示します。